中国の都市における交通まちづくりの現状と将来に向けての動向に関する調査
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115 付録1:事前情報整理 表 合肥市の整理内容 通し番号 調査候補 内容概要 1 通過交通量を考慮した信号サイクルの最適化システム ビデオ連続追跡データを活用して、信号交差点の信号サイクル長を最適化することを通じて、交差点での自動車通行能力を高める。 2 ICT技術を活用したタクシー運転手のマナー向上 タクシーサービスレベルを向上するために、合肥市運輸管理部門がICT技術の活用を通じて、タクシー運営に対するサービスや監督を強化し、タクシー運転手のサービスマナー意識を向上した。 3 バス専用車線の管理暫定方法の実施「6月1日」 公共交通の優先運行を確保しつつ、バス専用車線の利用率を高めるために、この暫定方法を実施している。そのうち、①専用車線の設計、②バスの走り方、③その他の車が専用車線を利用する可能性、④違反行為の罰金徴収、⑤実施開始日などを検討中。 4 電子警察プログラムがスタート(第二期ITS) 幹線道路、補助幹線道路、事故多発場所を選定し、148個電子警察をインストールすることを通じて、信号無視、逆走、停止線を越えた停車などの道路交通法令違反への取り締まりを強化する。 5 バス運行をモニタリングするプラットフォーム バス車両にGPS装置を装備し、ICT通信技術を活用して、市内で走っている193路線の4600台バスの位置情報をリアルタイムで把握する。また、バス車内やBRTステーションにWebカメラを設置し、バス車内やステーションの情報をリアルタイムでモニタリングすることが可能となる。 6 バス会社の定制バス(4路線の新設) バス会社は利用者の移動需要を把握した上、通勤利便性を高めるために、利用者の居住地と勤務地の間に運行しているバス路線を導入し、バスの分担率を高めることで、低炭素社会の実現に貢献する。

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