多様なモビリティの共存による低炭素交通の実現~自動車CO2排出量算定の改善に関する研究~
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4 A法は、初めて区域施策編策定する中核市未満の市町村における標準的手法であり、環境省が毎年度、市町村別の推計結果を公表している。 (公表URL)http://www.env.go.jp/policy/local_keikaku/tools/suikei.html B法は、都道府県、中核市以上(人口20万人以上)の市における標準的手法であり、自治体が独自に推計する必要がある手法である。 E法は、参考的な手法(対策評価向き)であり、環境省が「市町村別自動車交通CO2排出テーブル」として推定結果を公表している。 (公表URL)http://www.env.go.jp/policy/local_keikaku/tools/car.html 1)全国按分法(A法)の概要 全国按分法(A法)の推計式を表 2-2に示す。A法は、自動車を旅客と貨物の2車種のみに分類し、該当する地方公共団体の保有車両台数に応じて、全国の自動車CO2排出量を按分する方法である。 表 2-2 全国按分法(A法)の推計式4) 2)都道府県別車種別按分法(B法)の概要 都道府県別車種別按分法(B法)の推計式を表 2-3に示す。B法は、自動車を旅客と貨物の2車種に分類した上でさらに車種を分けている他、エネルギー種別を考慮した上で、該当する地方公共団体の保有車両台数に応じて、該当する地方公共団体が含まれる都道府県の自動車CO2排出量を按分する方法である。 都道府県別車種按分法における各統計の分類表を表 2-4に示す。統計上の制約等から、

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