多様なモビリティの共存による低炭素交通の実現~自動車CO2排出量算定の改善に関する研究~
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19表 2-17 ガソリン非HV乗用車CO2排出量の重量別内訳 車両重量(kg)CO2排出原単位カタログ値(g-co2/km)CO2排出原単位愛知県値(g-co2/km)豊田市保有台数(台)愛知県走行距離(km/台)豊田市非HVCO2排出量(t-co2)600-799112.5150.188,01610800-999120.2160.417,0768,01621,9551000-1199143.9191.944,5298,01668,5031200-1399174.4232.726,4488,01649,3371400-1599207.8277.234,7318,01677,1791600-1799241.7322.520,8418,01653,8761800-1999275.0366.811,0038,01632,3542000-2199306.7409.22,4388,0167,9962200-2399336.4448.81228,0164392400-2599363.8485.33178,0161,2332600-2799388.5518.3268,0161082800-2999410.4547.648,01618合計312,979 表 2-18 ガソリンHV乗用車CO2排出量の重量別内訳 車両重量(kg)CO2排出原単位カタログ値(g-co2/km)CO2排出原単位愛知県値(g-co2/km)豊田市保有台数(台)愛知県走行距離(km/台)豊田市HVCO2排出量(t-co2)800-99980.0115.811610,2601381000-119983.9121.513,39110,26016,6881200-139991.4132.314,62210,26019,8421400-1599102.8148.97,31110,26011,1681600-1799118.6171.75,27110,2609,2851800-1999138.8200.991210,2601,8802000-2199163.5236.82,19810,2605,3392200-2399192.8279.219710,2605642400-2599226.8328.4010,26002600-2799265.4384.3010,2600合計64,905 CO2排出量が減少した内訳を考察するため、ガソリン乗用車からハイブリッド乗用車を分けたのみで、車両重量で区分しない方法での試算も行った。試算結果を表 2-19に示す。この手法を用いて推定した豊田市の乗用車CO2排出量は476,897 t-CO2であり、従来手法を用いて推定した484,124t-CO2に対して1.5%減少した。 以上から、提案手法を用いて豊田市の乗用車CO2排出量が減少した要因として、豊田市のハイブリッド車普及率が愛知県の平均よりも高いことが反映されていることが大きな要因となっていることがわかる。また、豊田市の重量区分別にみた車種構成として、車両重量の重い車両でハイブリッド車が普及していることも寄与していると考えられる。

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