多様なモビリティの共存による低炭素交通の実現~自動車CO2排出量算定の改善に関する研究~
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10N国または都道府県,i,j,k (台) 国または当該地方公共団体を含む都道府県の車種別エネルギー種別車両重量別自動車保有台数 D国または都道府県,i,j,k (km/台) 国または当該地方公共団体を含む都道府県の車種別エネルギー種別車両重量別走行距離 2-2-2.データの入手方法 必要なデータの入手先、および、データの制約について整理する。 (1)自動車保有台数 1)軽自動車 軽自動車の保有台数は、市販されている書籍「市町村別軽自動車軽自動車車両数」6)から入手することができる。ただし、車両重量区分に関する情報は得られない。 2)登録車 登録車(軽自動車の規格を超える大きさの自動車)の保有台数は、一般財団法人自動車検査登録情報協会(略称自検協)の「個別統計データ」7)から入手することができる。自動車検車証のデータベースを基に、車種別エネルギー種別車両重量別の統計データを作成することができる。ただし、有料のデータ提供サービスである。 (2)走行距離 国土交通省がホームページ上で公開する「自動車燃料消費量統計年報」8)から、国または都道府県別に車種別エネルギー種別の走行距離を入手することができる。ただし、地方公共団体(市町村)別や車両重量別の情報は得られない。 (3)CO2排出量 走行距離と同様に、国土交通省がホームページ上で公開する「自動車燃料消費量統計年報」8)から、国または都道府県別に車種別エネルギー種別の燃料消費量(ガソリン、軽油、LPG、CNG)を入手することができる。燃料消費量にエネルギー種別に応じた換算係数を乗じてCO2排出量を算出することができる。ただし、地方公共団体(市町村)別や車両重量別の情報は得られない。 (4)CO2排出原単位(カタログ値) カタログ値に基づくCO2排出原単位は、自動車の車両諸元を収集し、車種別エネルギー種別車両重量別にCO2排出原単位を整理して得る必要がある。車両諸元の情報を収集する方法として、国土交通省のホームページで公開している「自動車燃費一覧」9)やインターネットで公開されている自動車カタログ10),11)が活用できる。

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