車両挙動を考慮した生活道路における高齢運転者への助言型ISA効果検証
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37 9助言型ISA公道実験の紹介調査時期・内容調査時期調査内容Phase1(約2ヶ月間)•情報提供機能OFF状態でISAアプリを稼動させ、助言型ISA体験前の走行データを収集Phase2(約2ヶ月間)•情報提供機能ON状態でISAアプリを稼動させ、助言型ISA稼働時の走行データを収集•インセンティブ付与の差異の影響把握Phase3(約1ヶ月間)•情報提供機能OFF状態でISAアプリを稼動(phase1と同様)させ、助言型ISA体験後の走行データを収集インセンティブプログラム(生活道路を対象)ISAのみ(インセンティブなし)⇒ControlISA+リワード(規制速度の遵守により、謝金が増額)⇒RewardISA+ペナルティ(規制速度の違反により、謝金が減額)⇒Penalty10調査結果1 (ゾーン30+他生活道路)助言型ISA公道実験の紹介非高齢者20名の走行実績(ゾーン30+他生活道路)•生活道路では20名中19名が情報提供機能ONにより規制速度超過率が低下•情報提供機能OFFにしたPhase 3の超過率は、Phase1よりも低く抑えられている傾向0.0%10.0%20.0%30.0%40.0%50.0%60.0%70.0%80.0%05001,0001,5002,0002,5003,000ABCDEFGHIJKLMNOPQRST日平均走行距離と規制速度超過率(ゾーン30+他生活道路)走行距離‐Phase1走行距離‐Phase2走行距離‐Phase3超過率‐Phase1超過率‐Phase2超過率‐Phase3( m )【Control】【Penalty 】【Reward 】超過率の平均値Phase1:50.4%Phase2:34.6%Phase3:48.5%超過率の平均値Phase1:46.7%Phase2:21.2%Phase3:37.2%超過率の平均値Phase1:40.2%Phase2:16.0%Phase3:28.7%出典:第54回まちべんの資料(山崎)11調査結果2 (補助幹線(40~50 km/h規制))非高齢者20名の走行実績(補助幹線(40~50 km/h規制))•インセンティブがない補助幹線道路でも超過率が低下0.0%10.0%20.0%30.0%40.0%50.0%60.0%70.0%80.0%01,0002,0003,0004,0005,0006,0007,0008,0009,00010,000ABCDEFGHIJKLMNOPQRST日平均走行距離と規制速度超過率(補助幹線(40~50km/h 規制))走行距離‐Phase1走行距離‐Phase2走行距離‐Phase3超過率‐Phase1超過率‐Phase2超過率‐Phase3( m )【Control 】【Penalty 】【Reward 】超過率の平均値Phase1:36.7%Phase2:30.0%Phase3:32.4%超過率の平均値Phase1:42.9%Phase2:35.3%Phase3:42.8%超過率の平均値Phase1:38.6%Phase2:20.8%Phase3:33.0%出典:第54回まちべんの資料(山崎)問題意識:被験者の個人差を表現できるが、場所による速度超過率の差を把握できず助言型ISA公道実験の紹介12研究分析の流れ本研究の分析手法プローブデータのマップマッチング対象道路区間の選定評価指標の算出・比較プローブデータの再整理目的:ISAアプリ利用前後における道路区間別の規制速度超過率及び平均走行速度を把握・比較することを通じて、速度遵守意識変化を把握留意点:インセンティブの影響を排除するため、インセンティブ付与中の走行データを除去

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