車両挙動を考慮した生活道路における高齢運転者への助言型ＩＳＡ効果検証

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18 速度が30キロ以上の割合が高く、また走行速度の分散が大きい。 速度規制無の道路区間（N=342） 速度規制有の道路区間（N=116） 図 3-6 走行速度と道路区間長の関係 3-3-2 助言型ISAが高齢者の速度抑制に与える効果の分析結果 年齢層別の運転者によるプローブデータを用いて、ISA稼動前・稼働中における道路区間別の速度規制30キロの超過率及び平均走行速度を把握・比較する。ここで、超過率とは，ある道路リンク上に二次マップマッチングさせたGPSポイント全数のうち、該当リンクの規制速度を超過したGPSポイント数が占める割合である。また、平均走行速度とは、あるリンク上の二次マップマッチング結果に基づく1秒毎のGPS電波によるドップラー走行速度の平均値である。ただし、これらの結果は走行速度が10 km/h以上のGPSポイントのみを用いた計算結果である。 また、超過率及び平均速度は、交差点によって分けられている道路区間を分析対象として、ISA稼動前・稼働中において収集されたプローブデータを用いて算出したものである。分析結果のイメージは図 3-7に示す。さらに、歩道有無または住宅有無によるISA速度抑制効果の違いを把握するため、道路区間をさらにグループに分け、サブグループ毎において、ISAによる速度抑制効果を把握する。 超過率変化（例） 平均速度変化（例） 図 3-7 助言型ISAによる超過率及び平均速度の変化（例） 01020304050607080900100200300400500600700800ＧＰＳ速度(km/h）区間長（ｍ）400 m以上30キロ以上01020304050607080900100200300400500600700800ＧＰＳ速度（km/h）区間長（ｍ）30キロ以上00.10.20.30.40.50.60.70.80.9100.10.20.30.40.50.60.70.80.91ISA稼働中ISA稼動前速度規制有速度規制無速度規制無の区間A0102030405060708001020304050607080ISA稼働中ISA稼動前速度規制有速度規制無速度規制有の区間B