車両挙動を考慮した生活道路における高齢運転者への助言型ISA効果検証
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16 これらの情報を補完した道路区間をもとに、速度規制有(ゾーン30+30キロ規制標識有)や速度規制無(速度規制標識無)の道路区間を抽出し、前者数が116で、後者数が342である(図 3-3参照)。 図 3-3 分析対象となる道路区間 3-3 分析結果 3-3-1 走行速度の実態の分析結果 (1)走行速度の実態把握(速度規制無vs速度規制有) 年齢層別速度規制有無別の走行速度の実態を把握するため、高齢者10名、非高齢者10名のプローブデータの解析結果を用いた分析結果は図 3-4に示す。また、被験者の走行速度の各統計指標を表 3-4に整理する。これらの分析から、次のような結果が分かる。 ○高齢者、非高齢者ともに、速度規制無の道路区間における走行速度は速度規制有と比較して速くなっている。 ○高齢者の走行速度分布の特徴をみると、速度規制無の道路区間における速度全指標は速度規制有と比較して大きい。 高齢者 非高齢者 図 3-4 生活道路における走行速度の分布(年齢層別) 0.000.050.100.150.200.250.30051015202530354045505560相対度数速度値(km/h)速度規制有速度規制無30キロ以上0.000.050.100.150.200.250.30051015202530354045505560相対度数速度値(km/h)速度規制有速度規制無30キロ以上

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