自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
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95(4)携帯電話の基地局整備の進展 携帯電話の普及に伴い、そのサービスエリアも拡⼤してきた。サービスエリア外の地域に居住する⼈⼝は、2005年にはすでに58万⼈(⼈⼝⽐0.46%)であった。その後もサービスエリア拡⼤の取り組みが進められ、2013年までの10年⾜らずの間に3.9万⼈(同0.03%)となり10分の1に減少した。 このように、サービスエリア外⼈⼝を徹底的になくす取り組みは、より多くのコストがかかる。それでも取り組みが進められたのは、に紹介したような各地からの声に代表されるような、携帯電話エリア内の利便性の⾼さとエリア外の不便さの格差の⼤きさと、技術⾰新等による基地局整備コストの低下による。 ⾃動運転の普及・導⼊が進む段階においても、この携帯電話のサービスエリア拡⼤過程と同様の経過をたどる可能性も考えられる。 表 Ⅱ-5-1 携帯電話サービスエリア外⼈⼝の推移(各年度末)90) 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 58.0万⼈ 58.0万⼈ 58.0万⼈ 58.0万⼈58.0万⼈58.0万⼈58.0万⼈58.0万⼈ 3.9万⼈0.46% 0.33% 0.23% 0.12%0.09%0.08%0.06%0.05% 0.03%※上段:年度(2013のみ11⽉末)、中段:エリア以外⼈⼝、下段:⼈⼝⽐ 図Ⅱ-5-4 携帯電話利⽤に関する⾃治体からの声91) 90) 総務省資料を基にTTRI作成 91) 総務省: 携帯電話エリア整備推進検討会報告書 参考資料, 2010.

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