自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
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814-1-2.交通渋滞 (1)交通渋滞の現状 渋滞は、道路の交通容量を上回る交通量(需要)が流⼊した場合に起こるほか、地形(道路の勾配やカーブ)や運転⽅法(不適切な⾞間距離や加減速)によっても⽣じる。 ⼀⼈あたりの年間渋滞損失時間は約40時間、乗⾞時間(約100時間)の約4割に相当する68)。渋滞による損失は⼈⼝あたりでみると全国どこでも変わらない。渋滞は⼤都市だけの問題ではない。 ⼈流・物流はあらゆる⽣産活動の根幹69)である。渋滞により効率的な⼈の移動や物流が阻害され、⽣産性が低下している。 図Ⅱ-4-2 渋滞による社会的な損失68) 68) 国⼟交通省 道路局: 交通流対策について, 中央環境審議会地球環境部会2020年以降の地球温暖化対策検討⼩委員会 産業構造審議会 産業技術環境分科会 地球環境⼩委員会 約束草案検討ワーキンググループ合同会合 (第5回)資料7, 2015. 69) 国⼟交通省:国⼟交通省⽣産性改⾰プロジェクトパンフレット, 2017.1.
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