自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
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653-2.諸外国における⾃動運転導⼊に向けた取り組み 3-2-1.⽶国における⾃動運転実現に向けた取り組み (1)Waymoの取り組み Googleの親会社であるAlphabet傘下のWaymoは、2009年から⾃動⾛⾏⾞の開発に着⼿しており、その状況について様々な報告40)を発表している。それによると、2009年から2017年までに4百万マイル(約6百40万㎞、地球160周分、⽶国の平均的運転者が300年かけて運転する距離)を⼀般道路上で⾃動⾛⾏した。 上記発表をしたのが2017年11⽉であったが、2018年2⽉には5百万マイル(8百万km)に達した41)と発表している。⼀週間あたり25,000マイル(約4万km)を主に複雑な市街地の中で⾛⾏している。こうした道路での⾛⾏の他にも、⾃動⾛⾏のシミュレーション上での⾛⾏が2017年だけで2.7億マイル(約4.3億km)⾏われている。 こうした⾛⾏距離の積み重ねは、新たに始まった”Early Riders”という⼀般から⾃動運転⾞の利⽤者を募る形での実証実験等でも⾏われている。 参考までに、2017年度に愛知県が⾏った⾃動運転実証実験では、1年間で2,800kmの⾛⾏を⾏ったことが報告されている42)。 図Ⅱ-3-15 Waymoの⼀般道路における⾃動⾛⾏の累計距離の推移41) 40) Waymo Team Nov 28 2017: 「Waymo’s fleet reaches 4 million self-driven miles」, https://medium.com/waymo/waymos-fleet-reaches-4-million-self-driven-miles-b28f32de495a, 2017. 41) Waymo HP: https://waymo.com/ontheroad/, 2018.3.19. 42) 愛知県: ⾃動⾛⾏実証推進事業成果報告書(概要), 2017.
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