自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
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583-1-5.物流に関する検討状況 物流業界では、主に⼈⼿不⾜への対応の⾯から⾃動運転に関する検討が進められている。特に、宅配の約2割を「再配達」が占める28)と⾔われており、宅配を効率化することが求められている。 そのひとつが、⾃動宅配ロボである。ZMPが開発を進める「キャリロデリバリー」は、物流施設内で追従⾛⾏する電動台⾞の技術を応⽤し、荷物⽤のロッカーを備え、⾃律⾛⾏する。⽇⽤品、クリーニング、プレゼント、アイスクリーム等の宅配や配達でのサービスイメージが公開されている。 図Ⅱ-3-12 宅配ロボットCarriRo Delivery(キャリロデリバリー)サービスイメージ29) また、配達の際の⾛⾏ルートをAIが提案する技術の開発も進められている。さらに、ヤマト運輸とIT⼤⼿のDeNAはロボネコヤマトの開発を進めている。神奈川県藤沢市での実証実験が⾏われている。 図Ⅱ-3-13 ロボネコヤマトの利⽤イメージ30) 28) ⽇本経済新聞(2017.7.10): ⾃動配送ロボかAIか 「再配達問題」解決の切り札は, 2017. 29) ZMPHP: 宅配ロボットCarriRo Delivery(キャリロデリバリー), https://www.zmp.co.jp/products/delivery-carriro, 2018.3.30最終閲覧 30) ロボネコヤマトHP: https://www.roboneko-yamato.com/, 2018.3.30最終閲覧

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