自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
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52(2)愛知県春⽇井市の取り組み 春⽇井市の⾼蔵寺ニュータウンは、東京の多摩、⼤阪の千⾥に次ぐ、⽇本三⼤のひとつであり、⼊居開始から45年以上が経過したオールドニュータウンである。丘陵を切り拓いて宅地が整備されたため⾼低差が⼤きい。 そうした地域において、⾼齢者が⾃由に外出できる移動⼿段を考えるための会議、「先導的モビリティ検討会議」が2017年秋に発⾜した。それに関連する取り組みとして、⾃動運転の実証実験などが⾏われている。 2017年に先述の愛知県の実証実験が⾏われ、2018年には同じく愛知県による遠隔型⾃動運転システムの実証実験が⾏われた。また、春⽇井市独⾃の事業として、2018年2⽉24⽇に「⾃動運転デマンド交通実証実験」、翌⽉の3⽉5⽇には名古屋⼤学による「ゆっくり⾃動運転®実証実験」が⾏われた。 次年度以降も引き続き取り組みが続けられる予定である。 図Ⅱ-3-4 ⾃動運転デマンド交通実証実験の様⼦ 図Ⅱ-3-5 ゆっくり⾃動運転®実証実験の様⼦

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