自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
46/128

422-2-7.MAKING BETTER PLACES(WSP) 英国の複数の建築事務所等による研究成果をまとめた報告書では、AVsの実現による都市の変化を視覚的に表現している。現在と将来の姿を定点で表現している。 例えば下の図では、道路空間が歩⾏者や⾃転⾞のための空間に再配分され、飲⾷や⼩売店にも利⽤されている。空間再配分により、AVs、⾃転⾞、歩⾏者の安全性も向上している姿が描かれている。 この他にも、住宅地、⾼速道路、郊外の⼩さな拠点における将来像も⽰されている。また、現在の英国における交通の実態(例えば、交通事故の90%が⼈的要因、⾃動⾞は96%の時間駐⾞していること)などを踏まえて、AVs導⼊のメリットを⽰している。 図Ⅱ-2-11 WSPらが描く⾃動運転時代の都市の姿12) 12) WSP, Parsons Brinckerhoff, Farrells: 「MAKING BETTER PLACES: Autonomous vehicles and future , 2016.

元のページ  ../index.html#46

このブックを見る