自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
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372-2-4.Blueprint for Autonomous Urbanism(NACTO) ここまでの事例は⾃動⾞メーカーが描く将来像であったが、このBlueprint(⻘写真)は⾏政の実務担当者であるNACTO(全⽶都市交通担当者協会)が描いたものである。交通安全を最優先事項とし、モビリティを都市全体に⾏き渡らせることや、公共空間のマネジメント、データ活⽤のあり⽅まで体系的に整理されている。 NACTOは、⾃動運転時代の都市づくりの原則として6つの原則を提案している。それらは、①安全性が最優先事項、②都市全域にモビリティを提供する、③道路空間の再配分、④都市内道路のリアルタイムな管理、⑤より少ない⾞両でより多くを運ぶ、⑥社会便益が⺠間活動を誘導する、の6個の原則である。 図Ⅱ-2-5 NACTO提案する⾃動運転時代の都市の6原則9) 9) NACTO: Blueprint for Autonomous Urbanism Module1, Fall, 2017.

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