自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
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233-2.地域別の⾃動運転普及後の交通システムのイメージ 地域別の⾃動運転普及後の姿として、⼭村部、都市近郊・団地部、都市部の3地域の姿を描く。 3-2-1.⼭村部の交通システムのイメージ ⽣活交通や公共交通の維持確保が困難な⼭村部において、移動⼿段を確保し、⽣活利便性を⾼めることを狙いとする。 集落が点在する地域とモビリティセンターを備えた「⼩さな拠点」間を、⾃動運転が利⽤できる限定領域道路が連絡することで⾃動運転の移動サービスが利⽤でき、⽣活交通を担っている。⼩さな拠点には、⾃動運転移動サービスの営業所の他に店舗や診療所等があり、地域住⺠の⽣活を⽀えている。 ⾃動運転の利⽤が可能な限定領域以外では、⾼齢者の移動⼿段を確保するため、SAELv2の⾃動運転⾞であることを条件とした限定免許による移動も⾏われている。また、SAELv3以上の機能を条件として緩和されたAVs限定第2種免許による⾃動運転バスが運⾏され、より多くの施設が集積した郊外部等への移動⼿段として活⽤されている。 図Ⅰ-3-3 ⼭村部の交通システムのイメージ

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