自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
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113(3)混雑している場所を⾛⾏するための費⽤として負担できる⾦額 料⾦を上乗せ(負担)するなら利⽤しないと回答した割合は約37%である。地⽅部の移動サービスを⽀えるための負担に対する割合と⽐べてやや⼤きい。本質問は利⼰的な費⽤であるのに対して、前問は利他的な費⽤であることが影響している可能性がある。 負担しても利⽤すると回答した⼈のうち、50円〜100円の負担でも利⽤すると回答した割合が最も⼤きく約25%を占める。100円以上の負担でも利⽤するのは2割弱を占める。 18.825.613.42.43.236.70%20%40%60%80%100%100円以上でも利用する100円までなら利用する50円までなら利用する25円までなら利用する5円までなら利用する上乗せするなら利用しない 図Ⅱ-7-7 混雑している場所を⾛⾏するための費⽤として負担できる⾦額 (1回500円の利⽤時) (4)迂回して空いている経路を利⽤するための割引⾦額 割引があっても迂回経路を利⽤しない割合は約23%である。割引があれば迂回する割合は75%を超える。100円以上の割引で迂回する割合が3割であり最も⼤きい。 30.222.316.94.13.622.90%20%40%60%80%100%100円以上の割引で利用する100円の割引で利用する50円の割引で利用する25円の割引で利用する5円の割引で利用する割引があっても利用しない 図Ⅱ-7-8 迂回して空いている経路を利⽤するための割引⾦額 (1回500円の利⽤時 迂回により所要時間が1.5倍に) 質問⽂:都市部では、⾃動⾞が集中することにより渋滞が⽣じています。「⾃動運転⾞を活⽤した移動サービス」は利便性の向上が期待されるため利⽤が増加あるいは集中し、場所によっては今よりも混雑する可能性があります。こうした問題を減らすために、混雑している場所を⾛⾏する際の利⽤料⾦を⾼く設定することが考えられます。(⾼速道路料⾦や特急料⾦のようなイメージ)あなたが、料⾦が1回500円の「⾃動運転を活⽤した移動サービス」を利⽤する場合、混雑している場所を⾛⾏するための費⽤として何円までの上乗せなら利⽤しても良いと思いますか。 質問⽂:都市部では、⾃動⾞が集中することにより渋滞が⽣じています。「⾃動運転⾞を活⽤した移動サービス」は利便性の向上が期待されるため利⽤が増加あるいは集中し、場所によっては今よりも混雑する可能性があります。こうした問題を減らすために、迂回して空いている経路を利⽤するかわりに利⽤料⾦を安く設定することが考えられます。あなたが、料⾦が1回500円の「⾃動運転を活⽤した移動サービス」を利⽤する場合、迂回して空いている経路を利⽤する代わりに何円割り引かれるなら迂回経路を利⽤しても良いと思いますか。迂回によって所要時間が1.5倍程度に増える(例えば20分が30分に増加)と考えてください。
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