自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
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112(1)⾃動運転⾞が実現・普及した社会に対する認識 ⾃動運転⾞が実現・普及した社会が実現することに対して、とても賛成と回答した割合は17%、やや賛成と回答したのは32%である。それらを合わせて賛成側の回答した割合は49%でありほぼ半数を占める。 賛否意識と⽐べて、⾃動運転⾞のマイカーとしての購⼊意向や、カーシェアリングやタクシーとしての利⽤意向は、購⼊意向や利⽤意向を持つ割合は3割かそれ以下である。 まったく当てはまらない3.92.84.312.615.4あまり当てはまらない11.09.410.314.118.6どちらでもない35.937.439.043.041.7やや当てはまる32.136.228.420.117.8とても当てはまる17.014.317.910.26.51.自動運転車が実現・普及した社会が到来することに賛成である(n=2500)2.自動運転車が実現・普及した社会の到来は人々に受け入れられると思う(n=2500)3.自動運転車が実現・普及した社会が到来して欲しい(n=2500)4.自動運転車を自家用車(自分で自動運転車を購入)として購入したいと思う(n=2500)5.自動運転車を共同利用(カーシェアリングやタクシーのイメージ)で利用したいと思う(n=2500) 図Ⅱ-7-5 ⾃動運転⾞が実現・普及した社会に対する認識 (2)地⽅部の移動サービスを⽀えるための費⽤として負担できる⾦額 料⾦を上乗せ(負担)するなら利⽤しないと回答した割合は3割弱である。⼀⽅、負担しても利⽤する割合は7割を占める。50円〜100円の上乗せでも利⽤すると回答した割合が最も多く、29%を超える。100円以上でも利⽤すると回答した割合が2割存在する。 20.829.313.93.23.729.00%20%40%60%80%100%100円以上でも利用する100円までなら利用する50円までなら利用する25円までなら利用する5円までなら利用する上乗せするなら利用しない 図Ⅱ-7-6 地⽅部の移動サービスを⽀えるための費⽤として負担できる⾦額 (1回500円の利⽤時) 質問⽂:地⽅部では、バスなどの公共交通を維持することが困難な状況が⽣じています。「⾃動運転⾞を活⽤した移動サービス」においても、現在の公共交通と同様に需要の少ない地⽅部でのサービス提供が困難になる可能性があります。こうした問題を減らすために、地⽅部の移動サービスを⽀えるための費⽤を、利⽤料⾦に上乗せすることが考えられます。(寄付のようなイメージ)あなたが、料⾦が1回500円の「⾃動運転を活⽤した移動サービス」を利⽤する場合、地⽅部の移動サービスを⽀えるための費⽤として何円までの上乗せなら利⽤しても良いと思いますか。

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