自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
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108(2)調査の⽬的 こうした⽅策の導⼊可否は、技術的な問題だけでなく、⼈々がどのように受け⼊れる可能性があるかについては検討が必要である。そこで、これらの⽅策に対する⼈々尾の意識を把握するための意識調査を実施する。 7-2.調査の企画 (1)質問の企画 需要と供給の過密や過疎を是正する⽅策は、特定地域で実施されることも考えられるが、都市部と地⽅部の間での連携を図ることで施策の効果がより広範囲に及ぼすことが期待できる。そのためには、都市部から地⽅部まで幅広い地域の⼈々の意⾒を把握しておく必要がある。以上より、調査の対象地域は全国を対象とすることとする。 また、詳細な移動実態と関連付けた分析を可能とするため、国⼟交通省が実施する全国都市交通特性調査(全国PT調査)との⽐較が可能となるよう、同調査と質問項⽬を取り込む。調査対象地域も同調査と合わせる。 全国を対象とする調査の機会を活⽤して⾃動運転の実現・普及に対する意識を把握するため、当該質問も⾏うこととする。 本調査の質問項⽬を以下に⽰す。なお、各質問の選択肢等を含むWebアンケートの質問画⾯を参考資料に⽰す。 表Ⅱ-7-2 意識調査の質問⽂ 質問番号設問文SC1あなたの年齢をお答えください。(半角数字でご記入ください)SC2.1SC2.あなたの居住市区町村をお答えください。SC2.2SC2.あなたの居住市区町村をお答えください。SC3あなたが想像する自動運転車はどのようなものですか。あてはまるものをお選びください。※下記文中の「システム」とは自動運転を行うためのコンピュータのことを指します。Q1あなたのご職業をお答えください。Q2あなたの自動車の運転頻度などをお答えください。Q3あなたは普段次の外出をどのくらいの頻度で行っていますか。それぞれについて、あてはまるものをお選びください。Q4あなたが自動車を運転する理由として次の中から当てはまるものをお選びください。Q5それぞれの項目について、満足度を教えてください。Q6運転手がいなくても利用(走行)することができる自動運転車が実現・普及した社会に対する認識をお聞きします。ご自身の考えに最も近いものをお選びください。Q7あなたの普段の生活スタイルについて当てはまるものをお答えください。Q8普段の交通手段を選ぶ際に重視する項目をお選びください。Q9地方部では、バスなどの公共交通を維持することが困難な状況が生じています。「自動運転車を活用した移動サービス」においても、現在の公共交通と同様に需要の少ない地方部でのサービス提供が困難になる可能性があります。こうした問題を減らすために、地方部の移動サービスを支えるための費用を、利用料金に上乗せすることが考えられます。(寄付のようなイメージ)あなたが、料金が1回500円の「自動運転を活用した移動サービス」を利用する場合、地方部の移動サービスを支えるための費用として何円までの上乗せなら利用しても良いと思いますか。Q10都市部では、自動車が集中することにより渋滞が生じています。「自動運転車を活用した移動サービス」は利便性の向上が期待されるため利用が増加あるいは集中し、場所によっては今よりも混雑する可能性があります。こうした問題を減らすために、混雑している場所を走行する際の利用料金を高く設定することが考えられます。(高速道路料金や特急料金のようなイメージ)あなたが、料金が1回500円の「自動運転を活用した移動サービス」を利用する場合、混雑している場所を走行するための費用として何円までの上乗せなら利用しても良いと思いますか。Q11都市部では、自動車が集中することにより渋滞が生じています。「自動運転車を活用した移動サービス」は利便性の向上が期待されるため利用が増加あるいは集中し、場所によっては今よりも混雑する可能性があります。こうした問題を減らすために、迂回して空いている経路を利用するかわりに利用料金を安く設定することが考えられます。あなたが、料金が1回500円の「自動運転を活用した移動サービス」を利用する場合、迂回して空いている経路を利用する代わりに何円割り引かれるなら迂回経路を利用しても良いと思いますか。迂回によって所要時間が1.5倍程度に増える(例えば20分が30分に増加)と考えてください。Q12あなたの世帯年収についてお答えください。(大まかな金額で結構です)
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