自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究
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71-2.交通の姿 1-2-1.移動サービス (1)⾃動運転による移動サービスが浸透 ⾃動運転による移動サービスは、主に鉄道駅やバスターミナル等のモビリティセンターやモビリティスポットx)からのラストマイルの領域で威⼒を発揮する。そこでは、⾃動運転⾞の共同利⽤サービス(シェアリングサービス)等が浸透する。そこで利⽤される乗り物(モビリティ)は、⼀⼈乗りだけでなく数⼈で利⽤できる乗合⽤の⾞両も提供される。 ⾃動運転⾞のシェアリングサービス(SAV:Shared Autonomous Vehicle)は、様々なエリアで導⼊され、⼈々の⽣活の⾜を提供する。防犯⾯や安全⾯、⼈々の嗜好を考慮し、性別や年齢によって利⽤者に条件を設けるサービス(例えば未就学児は保護者と同乗など)も提供される。シェアリングサービスの過剰な供給や安全性能の低い⾞両の供給を阻⽌するため、SAVは規制の対象になる。 多くの需要が集中する都市内の鉄道やバス路線は、道路の空間的制約からその全てが⾃動運転に置き換わることはないxi)。⼀⽅で、現在も維持存続が困難な路線では、⾃動運転による移動サービスに置き換わる可能性がある。この流れは、採算の取れない⾚字鉄道線が廃⽌され、バス路線に代替される流れと同じである。 モビリティセンター等での乗り換え抵抗を最⼩化するため、MaaS(後述)や街の魅⼒向上(後述)が図られる。 図Ⅰ-1-2 モビリティセンターおよびモビリティスポットのイメージ (名古屋⼤学COIパンフレットより(⼀部加筆)) x 名古屋⼤学COI: ⼈がつながる”移動”イノベーション拠点 ⾼齢者が元気になるモビリティ社会 パンフレット, 2017. xi 第Ⅱ編4-1-2.(2)参照

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