高齢運転者の増加を考慮した安全・安心なモビリティ実現を目指した研究
6/85

2 1)自分の生活の質をどのように評価しますか、2)自分の健康状態に満足していますか、3)体の痛みや不快感のせいで、しなければならないことがどのくらい制限されていますか、4)毎日の生活の中で治療(医療)がどれくらい必要ですか、5)毎日の生活をどのくらい楽しく過ごしていますか、6)自分の生活をどのくらい意味のあるものと感じていますか、7)物事にどれくらい集中することができますか、8)毎日の生活はどれくらい安全ですか、9)あなたの生活環境はどのくらい健康的ですか、10)毎日の生活を送るための活力はありますか、11)毎日の生活に必要な情報をどのくらい得ることができますか、12)余暇を楽しむ機会はどのくらいありますか、13)家の周囲を出まわることがよくありますか、14)睡眠は満足いくものですか、15)毎日の活動をやり遂げる能力に満足していますか、16)自分の仕事をする能力に満足していますか、17)自分自身に満足していますか、18)人間関係に満足していますか、19)医療施設や福祉サービスの利用しやすさに満足していますか、20)周辺の交通の便に満足していますか 図 1-2 1週間当たりの運転日数と生活の質に関する指標の関係性2) また、図1-3、1-4に示すように警察庁の「運転免許統計」によれば65歳以上の高齢者における免許保有者数が平成27年末に1,700万人に達しているが、運転免許証の自主返納件数は年々増加傾向にあるものの、同年末で30万件以下と免許保有者数に対して極めて少数である。このような結果を考慮して、少なくとも当面の間、高齢者の「運転機会の維持」を考えた上での制度設計をしなければいけない。

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る