高齢運転者の増加を考慮した安全・安心なモビリティ実現を目指した研究
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50 なく、都道府県ごとで一定数以上のモニタが集まるよう調整をしている。具体的には、調査実施地域である愛知県を100モニタ、その他都道府県を30モニタずつ確保し、合計1,450サンプルを確保している。また、モニタ総数がADAS搭載有・無、高齢・非高齢、でそれぞれ半数ずつとなるよう、調査票の回収を調整している。 本調査に先立ち、効率的な調査票の回収が望めるよう、実施居住地、利用車種、年齢、自動車利用頻度(週1回=月4~5回)で対象者をスクリーニングしている。結果を表5-1に示す。高齢層において「ADASあり」としたモニタ数がやや少ないものの、年齢等のカテゴリ間の分析をするに際しては十分といえる数を確保できている。 表5-2に本調査の調査項目を示す。調査目的がADASの受容性に限らず多様なものであるので、項目数は多いが、本分析で活用するのは、主に年齢、ADASに対する認知・搭載の有無、ADASに対する安心感、ADASの導入意向である。 図 5-1 母集団の特徴

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