高齢運転者の増加を考慮した安全・安心なモビリティ実現を目指した研究
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41 図 3-29 事故類型人対車両での事故率の比の推移(第一当事者高齢:65歳以上) 3-3-3.まとめ 早期よりADASを搭載したスバル車に着眼し、本格普及の開始前の2008年から販売台数当たりの事故件数による事故率の変化について分析した。結果、ADAS(アイサイト)の普及により、スバル車は他車より大きく事故率が低下していること、また、特に高齢者が第一当事者となる事故率が低下することなどがわかった。 以上の分析より、ADASによる事故削減効果は大きく、その普及促進により課題である高齢運転者が第一当事者となる交通事故を大きく低減できることが明示できたといえよう。 参考文献 1)サポカー/サポカーS WEBサイト,https://www.safety-support-car.go.jp/(2018.1.9閲覧) 2)国土交通省:ASV技術による事故低減効果の推定,http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/01asv/japanese/asv2effect.htm(l 2018.1.9閲覧) 3)スバルHP,https://www.subaru.co.jp/csr/special/(2017.9.13閲覧) 4)豊田都市交通研究所「自動運転普及がもたらす都市交通への影響研究」研究調査報告2016-①,p.5 0.000.501.001.502.002.502008年2009年2010年2011年2012年2013年2014年2015年2016年事故率の⽐(スバル/スバル以外)初度登録年⽉対⾯通⾏中背⾯通⾏中横断中その他

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