交通事故数予測モデルを踏まえた愛知県「三位一体」対策の提言

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2-12．愛知県の交通事故特徴の整理 近年の愛知県内の交通事故の特徴について、全国との対比を通じた全般的傾向とともに愛知県警察本部の交通事故データを活用した詳細分析を通じて、特に愛知県において特徴的な死亡事故の傾向を把握する。 2－1.全般的傾向 2-1-1.方法 本分析は、以下のようなデータ、整理・分析の視点から実施する。 （1）使用するデータ 交通事故総合分析センター（ITARDA）の保有する平成23～27年に発生した交通事故 （2）整理の視点 事故類型、道路構造、年齢階層 （3）分析の視点 ① 全事故と比較した死亡事故の傾向 愛知県における死亡事故を含む全ての事故（全事故）と、死亡事故の傾向の違いから愛知県の死亡事故の特徴的傾向を分析する。 ② 全国と比較した死亡事故の傾向 特に死亡事故における全国との傾向の違いから愛知県の死亡事故の特徴的傾向を分析する。 ③ 特に多い死亡事故の傾向 愛知県において、特に多い死亡事故の傾向を分析する。 2-1-2.結果 （1）事故類型からみた特徴 ○横断中は全国共々全事故は少ないが死亡事故は多い ○車両単独事故も全国共々全事故は少ないが死亡事故では多い ○出会い頭は全事故は全国共々多く、死亡事故では全国と比べて特に多い