交通事故数予測モデルを踏まえた愛知県「三位一体」対策の提言
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5-3表 5-2 死亡事故件数推定モデルからみた愛知県の死亡事故削減推定 ※1高齢化率の削減は極めて困難であることから、ここでは値を計上していない ※2現在の状況を100%としたものからの削減率を意味している。例えば、自動車分担率は現在54%だが、この54%を100%としたときの削減率であり、2%削減の場合は、0.54☓0.98=0.53(現状の54%から53%に削減)という結果となる 5-3.目標達成に向けて第10次愛知県交通安全計画で重視すべき対策 危険事故指数の大きい事故特性、死亡事故と関連の大きい指標とのつながりが予想される第10次愛知県交通安全計画の主な対策を整理することで、死亡事故数削減の観点から愛知県が特に優先すべき「車・人・環境」の視点からの対策を明示する。これら選定された対策について、第10次愛知県計画に則り、優先的に対策を推進していくことで、愛知県における特に交通死亡事故の削減に寄与していくものと考える。 5-3-1.危険事故指数の大きい事故に向けた対策 (1)最高速度違反との関連性が想定される主な対策 ○車・人・環境それぞれの視点から対策が選定 ○規制速度の見直し、自動取締装置の整備推進など、特に「環境」視点の対策が多い 愛知県の状況社会指標の削減による死亡事故推定削減件数(件)2%削減4%削減6%削減8%削減10%削減自動車分担率(%)54246810ウィンカー出さない車が多いと感じる割合(%)8136101316思いやり意識していないと感じる割合(%)200111一時停止違反構成比(%)2111233高齢化率(%)23−−−−−高齢者免許保有率(%)58612192531合計1225374961削減目標=212人(H28年)-155人(H32年)=57人

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