交通事故数予測モデルを踏まえた愛知県「三位一体」対策の提言
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4-2(3)対策の柱 本計画の対策の柱として、表4-1に示す8つがか掲げられている。中でも道路交通環境の整備は14の推進項目が挙げられており、重点が置かれている柱であることがわかる。 表 4-1 第10次愛知県交通安全計画の対策の柱 4-2.第10次愛知県交通安全計画の特徴 第10次愛知県交通安全計画の特徴を把握するため、以下では、第9次計画との比較、全国計画である第10次交通安全基本計画との比較を行う。 4-2-1.推進項目の特徴 表4-2に推進項目について、第9次愛知県計画及び第10次全国計画と比較した結果を整理した。多くが第9次愛知県計画、第10次全国計画の内容を踏襲するものとなっている。「高速道路の更なる活用促進による生活道路との機能分化」、「歩行者空間のバリアフリー化」、「無電柱化の推進」、「事業用自動車の安全プラン等に基づく安全対策の推進」などは、第10次愛知県計画において第9次愛知県計画から新たに追加されている。 また、第10次全国計画と比較して、第10次愛知県計画の独自色を出している推進項目として、「適正な運転免許行政の推進」、「自動車安全に係る技術開発等の推進」、「交通事故事件等に係る適正かつ徹密な捜査の一層の推進」などがある。 対策の柱推進項目数対策の柱推進項目数①道路交通環境の整備14⑤道路交通秩序の維持3②交通安全思想の普及徹底5⑥救助・救急活動の充実3③安全運転の確保6⑦被害者支援の充実と推進3④車両の安全性の確保6⑧研究開発及び調査研究の充実2

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