交通事故数予測モデルを踏まえた愛知県「三位一体」対策の提言
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3-43-2-2.モデルの構築結果 表3-3にモデルの構築結果を示す。モデルの精度を示す決定係数は0.6933とある程度の説明力を有する。「死亡事故件数」は、「ウインカーを出さない車が多い」「思いやりを意識していない」と感じる方が多く、一時停止違反の構成比が高く、自動車分担率、高齢化率、高齢者免許保有率が高い地域で多くなることがわかる。 表 3-3 モデルの構築結果 3-2-3.死亡事故件数に影響を与える指標の愛知県と類似する地域の状況 死亡事故件数に影響を与える指標について、愛知県の状況を確認する。その際、愛知県の特徴をよりわかりやすく捉えるため、愛知県と死亡事故件数及び全事故件数の発生状況が類似する地域を選定する。 図3-1に都道府県別の死亡事故件数と全事故件数の関係性を示す。東京都、大阪府、神奈川県、福岡県、埼玉県、兵庫県、静岡県の7都府県を類似地域として選定した。図3-2に愛知県と類似する地域との比較した結果を示す。死亡事故件数と関係性の深い指標のほとんどで、愛知県は類似する都府県より値が高いことがわかる。 百万人あたり死亡事故件数偏回帰係数標準偏回帰係数t値判定定数項-53.7717.08-3.15**自動車分担率25.028.273.03**ウィンカー出さない車が多いと感じる割合26.2517.931.46思いやり意識していないと感じる割合81.9246.571.76✝一時停止違反構成比21.2915.691.36高齢化率57.3532.311.78✝高齢者免許保有率71.2821.393.33**修正済み決定係数0.6933***:p<0.001, **:p<0.01, *:p<0.05, ✝:p<0.1死亡事故件数(百万人当たり)=25.0☓自動車分担率+26.3☓ウィンカー出さない車が多いと感じる割合+81.9☓思いやり意識していないと感じる割合+21.3☓一時停止違反構成比+57.4☓高齢化率+71.3☓高齢者免許保有率-53.8(定数項)

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