交通事故数予測モデルを踏まえた愛知県「三位一体」対策の提言
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2-22 2-2-4.まとめ 死亡事故件数・死亡事故率・危険事故指数の結果から、愛知県の「死亡事故」の効率的削減に繋がる対策のヒントを導出した。 死亡事故件数・死亡事故率の整理からは、事故の発生時間帯や種類、当事者の年齢・性別によって、死亡事故件数・死亡事故率の傾向が大きく異なることを明らかにした。また、死亡事故へのつながりやすさを表現する死亡事故件数・死亡事故率の積で算出した危険事故指数を算出し、ランキング上位となる特徴的な事故を抽出した。 危険事故指数が高い特徴的な事故は以下のとおりであった。 (1)第一当事者の法令違反 最高速度、横転・転回・後退、めいてい・はいかい、歩行者妨害、通行区分、優先通行妨害、ハンドル操作不適 (2)第二当事者の法令違反 交差点安全通行 (3)事故類型 その他横断中、車両単独 これらの事故形態に着眼し、対策を検討することで死亡事故を効果的に削減できると考える。さらに、危険事故指数が高い上記の特徴的な事故について、その発生しやすい状況を表2-3のように整理した。この成果は「死亡事故」の効率的削減に繋がる対策のTPOのヒントになるものと考える。 また、死亡事故件数、死亡事故率、危険事故指数について市町村別のランキングを図2-33、2-34、表2-4のように整理した。この結果を参照することで、当該指標の観点から課題のある自治体がみえてくる。本資料は愛知県内の自治体間の競争を促す効果的な資料として活用できると考える。
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