交通事故数予測モデルを踏まえた愛知県「三位一体」対策の提言
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2-42-2.愛知県内の事故に関する詳細分析 2-2-1.方法 「死亡事故件数」、全事故に対する死亡事故の割合を示す「死亡事故率」、死亡事故件数と死亡事故率の積である「危険事故指数」といった着眼点で愛知県内の事故特徴を詳細に分析する。具体的には以下のとおりである。 (1)使用するデータ データ:平成23~28年に愛知県警にて計上された交通事故(280,768件、うち死亡事故1,337件) (2)整理の視点 発生月、発生曜日、発生時間、天候、路面状態、道路形状、事故類型、性別・年齢(一当・二当別)、通行目的(一当・二当別) 、法令違反(一当・二当別) (3)分析の視点 ① 特に多い死亡事故:死亡事故件数 愛知県において特に多い死亡事故の傾向を分析する。 ② 交通事故となった際に死亡事故になりやすい事故:死亡事故率 全事故件数に対する死亡事故件数の値を算出し、一度事故となった際に死亡事故になりやすい事故の傾向を分析する。 ③ 件数が多く、死亡事故になりやすい事故:危険事故指数 上記の2視点の積を算出することによって、事故の深刻性を総合的に捉える「危険事故指数」を算出し、ランキング形式で表現する。 2-2-2.結果:死亡事故件数と死亡事故率 (1)発生月からみた特徴 ○死亡事故件数は12月~1月にかけて最も多い ○死亡事故率は1月が最も高い

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