豊田市TDM施策を評価する簡便な指標の研究
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6 3-3.プローブデータの比較おいでんバスのプローブデータとこれまで豊田市TDM施策において道路交通状況の評価に使用してきたVICSデータ、実走データ及び平成27年度、豊田都市交通研究所が豊田市の道路交通状況を示すことに使用した貨物車デジタルタコグラフデータ(6)の仕様、コスト、加工時間を表2に示す。おいでんバスのプローブデータはバス路線のみしか評価できないという短所はあるが、毎日、同区間、同時刻の道路交通状況を把握できるという長所があり、他のプローブデータと比べてコスト、加工時間において劣ることはない。表2.プローブデータの比較おいでんバスプローブデータJARTICVICSデータ実走データ貨物車デジタルタコグラフデータ30秒毎の経度・緯度5分毎の渋滞長・回数指定時間帯の経度・緯度1秒毎の速度バス路線定刻1データ/区間・10~60分VICS設置路線指定区間指定時間帯実測値貨物車ルート1データ/区間・30~120分コストデータ購入費50,000円/6ヶ月(バス路線)55,000円/1ヶ月(愛知県全域)335,000円/7路線・3回・3日無償データ調達2日間(CD入手)14日間(CD入手)0日間(調査当日)2日間(CD入手)データ加工1.5H/バス路線のノード間所要時間10H/VICS設置路線の渋滞長マップ0.5H/指定区間の速度推移2H/貨物車ルートのリンク旅行速度加工時間データ仕様特徴(6)平成27年度「交通データの情報収集と活用方策に関する研究」報告書(豊田都市交通研究所)

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