日報データによるタクシー利用特性に関する研究
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26地区の状況によるタクシー利⽤への影響のまとめ 前節までの結果をまとめると以下のようになる。 【迎⾞あり利⽤】 • 重回帰モデルの決定係数は0.5を上回っており、⽬的変数は⼀定の説明⼒を持っている。 • 「⼈⼝」「タクシー乗り場数」は、町字別のタクシー乗⾞数と正の関係にあり、「豊橋駅からの距離」は負の関係にある。さらに、初乗り利⽤の場合は、「⾼齢化率」が正の関係にあり、「最寄り駅までの距離」は負の関係にある。 • このことから、タクシーの乗⾞数は⼈⼝や⾼齢化率に影響を受ける⼀⽅で、郊外部になるほど減少する傾向にあることがわかる。また、鉄道駅から離れるほど利⽤が減少する傾向にある。 • 迎⾞あり利⽤であっても、タクシー乗り場数が正の符号を取っているのは、タクシー利⽤の多い地区にはタクシー乗り場が整備されているということを表している可能性がある。 【迎⾞なし利⽤】 • 重回帰モデルの決定係数は0.3を下回っており、⽬的変数は説明⼒をあまり持たない。 • 「⾼齢化率」「タクシー乗り場数」が有意となっており、いずれも正の符号を取る。タクシー乗り場数については、迎⾞なし利⽤と正の関係となるのは当然であるが、⾼齢化率が正の符号となった理由として、豊橋市の中⼼市街地の⾼齢化率が⾼いことが影響していると考えられる。
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