日報データによるタクシー利用特性に関する研究
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15表 4-1 対象とした施設 区分 施設数 施設の定義 ⼤規模⼩売店舗 25 全国⼤型⼩売店総覧(東洋経済新報社2015年8⽉発⾏)に掲載されている、ショッピングセンター、総合スーパー、⾷品スーパー、百貨店、寄合百貨店 ⼤規模⼯場 8 国⼟数値情報 ⼯業⽤地データより、⼯業団地および単独⼯業⽤地 病院 20 平成26年10⽉1⽇現在、「愛知県内の医療機関名簿(愛知県)」に掲載されている、「患者20⼈以上の⼊院施設を有するもの」。 駅前 15 JR東海、名古屋鉄道、豊橋鉄道(東⽥本線を除く)の駅の駅前 図 4-6 施設別タクシー利⽤割合 利⽤料⾦の分布 対象地域におけるタクシー利⽤について、迎⾞あり、なしのそれぞれについての利⽤料⾦の割合の分布を図 4-7に⽰す。利⽤料⾦には迎⾞料⾦(110円)は含まない。また、1万円以上の利⽤については貸切利⽤などが含まれるため集計から排除した(以降の集計においても同様)。なお、対象地域におけるタクシーの初乗り運賃は1.5kmまで700円であり、その後246m毎に80円ずつ加算される運賃体系であった(2016年1⽉に運賃改定がされており、現在の運賃体系は異なる)。 迎⾞の有無にかかわらず、初乗りでの利⽤が最も多い。特に迎⾞ありについては初乗り利⽤が全体の13.9%を占めている。このことから、タクシーの利⽤は都市内交通における短距離トリップを担っていることがうかがえる。特に迎⾞利⽤に関しては短距離利⽤の傾向が強いことから、タクシーが担っている移動は、他の公共交通機関とは異なる特性を持つことがわかる。 0%20%40%60%80%100%乗⾞(N=999,850)降⾞(N=954,216)⼤店⼯場病院駅前その他

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