自動運転普及がもたらす都市交通への影響調査
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56(3)自動走行に対する関心と賛否意識 自動走行に対する関心の有無別の賛否意識をみると、特に、自動走行の利便性や安全性に関心が「ない」人は、賛成する割合が小さい。自動運転に対する様々な種類の関心の有無は、自動走行が実現した社会に対する賛否意識に影響する可能性がある。 (n)(1480)全体とてもあてはまる18.9どちらかというとあてはまる34.8どちらでもない27.6どちらかというとあてはまらない12.4全くあてはまらない6.4 関心がある(1071)関心がない(409)関心がある(1207)関心がない(273)関心がある(916)関心がない(564)関心がある(1043)関心がない(437)関心がある(1082)関心がない(398)関心がある(1108)関心がない(372)Q26.1AVsの利便性Q26.2AVsの安全性Q26.3AVsの環境性Q26.4AVs関連法律Q26.5AVs関連保険Q26.6AVsの費用25.422.24.023.511.322.69.823.27.023.45.443.312.540.310.640.825.039.623.340.519.341.215.923.039.625.835.225.131.625.632.324.535.924.935.56.527.99.326.48.419.08.821.19.021.98.125.318.32.423.82.213.13.413.52.915.82.418.0 図 4-32 自動走行が実現した社会に対する賛否意識×自動走行に対する関心 (AVsは自動走行を指す) (4)世帯年収と賛否意識 世帯年収別の賛否意識をみると、1,000万円までは年収の増加に伴い賛成側の割合が大きくなる傾向にあるが、1,000万円以上では賛成側の割合が小さくなる。高収入な人ほど自動走行の実現に賛成するとは一概に言えないものの、所得の格差が移動手段確保の格差を拡大させることがないよう注視する必要がある。 (n)(1480)全体とてもあてはまる18.9どちらかというとあてはまる34.8どちらでもない27.6どちらかというとあてはまらない12.4全くあてはまらない6.4 ~300万円未満(220)300~400万円未満(230)400~500万円未満(157)500~600万円未満(158)600~700万円未満(110)700~800万円未満(112)800~900万円未満(77)900~1,000万円未満(63)1,000万円以上(152)わからない(201)Q10年収16.813.518.522.220.919.623.433.321.714.935.038.735.031.039.135.735.136.530.932.326.827.432.525.323.626.826.015.925.734.815.914.810.28.912.710.710.47.915.810.95.55.73.812.73.67.15.26.35.97.0 図 4-33 自動走行が実現した社会に対する賛否意識×世帯年収

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