自動運転普及がもたらす都市交通への影響調査
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38自動車の購入時期は、ADAS搭載者と非搭載者の比較を行うためにそれぞれの回収数が概ね半数ずつとなるよう調整したこともあり、2015年以降の購入者が最も多く29%を占める。次いで2013~2014年(20%)、2011~2012年(18%)の順に多い。 29.119.917.510.29.14.69.70%20%40%60%80%100%2015年以降2013年~2014年2011年~2012年2009年~2010年2007年~2008年2005年~2006年2004年以前 図 4-9 自動車の購入年 4-2-2.自動車運転に関係する個人属性を評価するための指標 (1)性格(エゴグラム) エゴグラムは、アメリカの精神科医エリック バーンが提唱した交流分析理論をもとに作成された調査方法である。日本では東大式エゴグラム等、多くの方法が提案されている。例えば東大式エゴグラムでは、53問で性格を検査する方法が提案されている。 エゴグラムでは、交流分析理論に基づき、人が持っている5つの心の強弱から自己性格を検査する。5つの心は、下表に示すように分類されている。 表 4-2 エゴグラムにおける5つの心 カテゴリ 説明 CP(Critical Parent) 批判的な親 責任感が強い、厳格である、理想をかかげる、といった特徴と関係がある NP(Nurturing Parent) 養育的な親 思いやりがある、世話好き、受容的である、といった特徴と関係がある A(Adult) 大人 現実的である、冷静沈着である、客観性を重んじる、といった特徴と関係がある FC(Free Child) 自由な子ども 感情をストレートに表現する、明朗快活である、創造的である、といった特徴と関係がある AC(Adapted Child) 順応した子ども 他者を優先する、遠慮がちである、人の評価を気にする、といった特徴と関係がある 資料:http://www.saccess55.co.jp/kobetu/detail/teg2.html 性格以外の多くの質問を行うWeb調査において、53問もの質問を行うことは、回答者への負担や調査効率の面からも好ましくない。そのため本研究では、これらの5つの心のうち、既往研究により交通安全意識に関係が深いと言われるNP(教育的な親)に関係する質問を用いて、性格を計測することとした。なお、NPの質問数は10問である。

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