自動運転普及がもたらす都市交通への影響調査
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212-2-4.民間主体の取り組み 民間においても、自動運転の実証に活発に取り組まれている。ここでは、報道資料等をもとにこれまでに取り組まれている、あるいは実施が明らかとなっている事例について概観する。なお、ここに挙げた以外にも事例が存在する場合がある。 このうち、DeNAの取り組みについてヒアリングを行った。DeNAが自動運転バス(Robot Shuttle)の実証等に取り組んでいる狙いとしては、Robot Shuttleを社会に実装させるためのシステムやノウハウを、自治体や運輸事業者に提供することをビジネスモデルとして成立させることを狙っているとのことである。まずは2020年の東京オリンピック・パラリンピックをひとつのマイルストーンに位置づけ、各種検討を進めている。 表 2-8 民間による自動運転の実証事例 実施者 場所 期間 実証内容 Robot Taxi 神奈川県 藤沢市 2016年2月29日~ 3月11日 ロボットタクシー車両による送迎サービスを実施 DeNA 千葉県 幕張市 2016年8月 (10日間) 商業施設内の通路において自動運転バスの走行実験を実施 DeNA 福岡県 福岡市 2016年12月~ 九州大学キャンパス内で自動運転バスの走行実験を実施 SBドライブ 複数箇所 今後 北九州市、八頭町、白馬村、浜松市等と協定を締結し、次世代モビリティサービス実用化に向けた取り組みを開始 資料:内閣府資料27)、Robot Taxi HP28)、DeNA HP29) 27) 内閣官房IT総合戦略室:高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)第1回道路交通ワーキングチーム・第26回SIP自動走行システム推進委員会合同会議資料,2017.2.<再掲> 28) Robot Taxi HP:https://robottaxi.com/2016/02/fujisawa/ 29) DeNA Robot Shuttle HP:https://robot-shuttle.com/
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