自動運転普及がもたらす都市交通への影響調査
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18とのふれあいや出会いも楽しめるメリットがある。なお、冬季はビニール製のカバーで車体を多い、防寒対策としていた。 時速19kmのエコカートと一般の自動車交通の共存について述べる。市街地内の幹線道路における規制速度は時速40kmである。単純計算でも時速20kmの速度差があるが、一般自動車のドライバーからの不満の声はあまりないとのことであった。輪島商工会議所では、エコカートのドライバーには、道路脇ではなく車道中央を走行するよう指示しているとのことだった。その意図は、後続車に追い越しをさせないことにあるそうである。 道路脇を走っていると後続車の追い越し誘発につながり、その結果事故の危険が生じることや、追い越したいが追い越せない状態での後続車ドライバーの苛立ちにも繋がる。しかし、車道中央を走行すると後続車は追い越しができず追従するしかなく、追い越しの動機を持たないことから苛立ちも生まれないのかもしれない。これには、エコカートの走行経路延長や輪島市周辺の運転者の特性も関係している可能性があり、他の地域でも同様の効果が得られるかどうかは不明である。しかし、速度差のある自動車同士の共存の姿として、注目すべき事例と考える。 そして、レベル2の自動走行の仕組みについて述べる。道路に埋設した誘導線から発せられる電磁波を頼りに、エコカートが走行する仕組みである。ウィンカーの起動、車両停止、最高速度指定は、誘導線とは別に埋設された磁石からの信号により制御されている。誘導線上に駐車車両がある場合や、突然の飛び出し等があった場合は、運転手がオーバーライドする。 写真 2-2 エコカートと誘導線24) 24) 輪島商工会議所提供 誘導線
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