自動運転普及がもたらす都市交通への影響調査
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82-1-4.国によるADASの評価 各メーカーによる実データに基づく独自の安全性の評価だけでなく、より総合的に様々な機能の評価が国の機関により実施され、その結果が公表されている。 国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA:National Agency for Automotive Safety & Victims’ Aid)は、平成7年度から自動車等の安全性能の評価・公表を行う事によって安全な自動車等の普及促進を図る自動車アセスメント(JNCAP:Japan New Car Assessment Program)として、事故時に人を守る技術である衝突安全性能評価を実施してきた。さらに平成26年度からは、事故を未然に防ぐ先進安全技術を搭載した自動車の予防安全性能評価を行っている。 ADASと関係の深い予防安全性能評価では、「被害軽減ブレーキ(AEBS)」、「車線はみ出し警報(LDWS)」、「後方視界情報(バックカメラ)」に加えて、平成28年度からは歩行者事故防止への対策の重要性を鑑み、「被害軽減ブレーキ」の評価対象として「対車両」に加えて新たに「対歩行者」を加え、それらの結果に基づき総合評価を行っている。 これらの結果はいずれも公表されており、消費者が製品を購入する際の参考にすることができる。公表資料12)の一部を図 2-5に示す。 資料:NASVA HPより抜粋12) 図 2-5 平成28年度(前期)予防安全性能評価結果(抜粋) 12) 独立行政法人 自動車事故対策機構:記者発表資料「平成28年度自動車アセスメント評価結果(前期分)を公表します!」,http://www.nasva.go.jp/news/2016/161201.html,2016.12.
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