高齢者モビリティの選択要因と支援方策に関する研究
45/106

43 先述(2-3基礎集計)の補償運転意識において、数年前から一時停止では完全に停止して運転しているとの意識割合が多いことを確認した。しかし、運転行動診断において「一時停止標識のある交差点」で2段階停止を行った高齢者は全体の半数以下であり、意識と運転行動の実態に乖離がみられる。 この乖離の実態を説明できる要因を探索した結果、年齢と性別で有意な差が確認され、意識と運転実態が乖離している群の平均年齢が高く、男性と比べて女性の乖離割合が大きくなっている。 表2-28 乖離群・非乖離群の平均年齢 n 平均年齢 標準偏差 ブルンナー=ムンツェル検定 停止していると回答・行動〇 (非乖離群) 114 73.842 3.455 P=0.0177** 停止していると回答・行動× (乖離群) 202 75.124 4.598 図2-29 性別とのクロス集計 8330125760%20%40%60%80%100%男性女性意識・行動○意識・行動×

元のページ  ../index.html#45

このブックを見る