高齢者モビリティの選択要因と支援方策に関する研究
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38 (3)まとめ 高齢者の停止距離は、一般的な停止距離の目安(乾燥時、路面傾斜なし、タイヤ摩耗なし時:30km/h時の目安10m、40km/h時の目安17m、50km/h時の目安22m)の1.5倍~2倍となった。反応時間の低下と併せて、下記に示すような具体的な距離を示しながら交通安全教育を行うことで、実態に即した情報を提供することが可能となる。 <交通安全教育での活用例> 50km/hで交差点付近を通行中に、二つ目のひし形(交差点の路面標示)で横断歩行者に慌てて気づいても衝突してしまう可能性がある。 (80歳以上になると40km/h走行時でも停止距離は30mをこえる) 反応時間の低下は、停止する距離に影響します。速度に気を付けて運転しましょう! 図出典:image.jimcdn.com

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