高齢者モビリティの選択要因と支援方策に関する研究
4/106

2 既往研究の確認 運転免許更新における高齢者講習結果を活用して分析している既往研究は1件である1)。当該研究は、高齢者講習受講者の同一人について過去3回分の受講結果を収集し、運転適性がどの様に変化するかを調査・分析している。また既往研究1)に関連する安全運転センターの報告書2)によると、講習受講者へのアンケートの実施、サンプル数の確保を今後の課題として掲げている。本研究では、これらの先行研究の成果・課題を参考にしながら、豊田市内の高齢者を母集団としたサンプル調査として実施できるように進める。また、高齢者を対象とした手段転換を促すモビリティ・マネジメント関連の研究も少ない。 1)石川博敏,他4名 (2015),高齢者講習受講結果の分析と高齢者の運転行動評価,自動車技術会論文集,Vol.46(4),pp.805-810 2)自動車安全運転センター,高齢運転者に関する調査研究(Ⅱ)報告書,平成25年3月

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る