高齢者モビリティの選択要因と支援方策に関する研究
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31 1)男性のブレーキ反応時間の要因分析 • 視力はブルンナー=ムンツェル検定の結果(表2-19)、「静止視力」のみ差が確認され、静止視力が悪い方ほどブレーキ反応時間が遅い傾向である。 • 講習予備検査ではχ2検定により分類毎に差が確認(図2-18)され、残差分析の結果、第二分類はブレーキ反応時間が遅く、75歳未満では早くなる傾向が支持された。 表2-19 視力とブレーキ反応時間 ブレーキ 反応時間 n 静止視力平均 不偏分散 標準偏差 標準誤差 ブルンナー=ムンツェル検定 遅い 101 0.462 0.069 0.263 0.026 P=0.0218* 速い 110 0.528 0.067 0.259 0.025 ブレーキ 反応時間 n 動体視力平均 不偏分散 標準偏差 標準誤差 ブルンナー=ムンツェル検定 遅い 101 0.184 0.024 0.153 0.015 P=0.0939 速い 110 0.195 0.015 0.122 0.012 ブレーキ 反応時間 n 水平視力平均 不偏分散 標準偏差 標準誤差 ブルンナー=ムンツェル検定 遅い 101 164.772 324.898 18.025 1.794 P=0.1538 速い 110 166.582 331.365 18.203 1.736 図2-18 講習予備検査結果とブレーキ反応時間(χ2検定:p=0.0238*) 224413421046520%20%40%60%80%100%第一分類第二分類第三分類75歳未満ブレーキ反応時間遅いブレーキ反応時間速い

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