高齢者モビリティの選択要因と支援方策に関する研究
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8 トヨタ中央自動車学校にて開催されている高齢者講習は、2部制で(午前9:30~12:30、午後14:00~17:00)、各回最大12名が参加する。まず、ビデオなどで交通ルールを確認した後、計測機械を使った視力検査(動体視力、夜間視力、水平視野)、ドライビングシミュレーターを使った運転適性診断(選択反応検査、注意配分・複数作業検査)、指導員が同乗して自動車学校内のコースを走行する運転行動診断を実施する。検査項目一覧を表2-3に示し、受講者にフィードバックされる検査結果のサンプルを図2-4~図2-6に示す。また独自に実施したアンケート調査票を図2-7~図2-8に示す。 表2-2 タイムスケジュール 講習開始前 *協力依頼(承諾書への署名)、アンケートへの回答 9:20 / 13:50 高齢者講習:受付開始 1時間 高齢者講習:座学 *承諾が得られた方のみ結果をコピー 1時間半 高齢者講習:実習 30分 高齢者講習:結果の確認 12:30 / 17:00 高齢者講習:終了 講習終了後 *アンケートが未完だった方へのフォロー 表2-3 高齢者講習 検査項目一覧 検査名 計測機器 等 調査項目 運転適性診断 三菱プレシジョン DS-20 DRAIVING CHECKER 選択反応検査、注意配分・複数作業検査、総合判定 動体視力検査 ヤガミ KV-100 静止視力、動体視力 夜間視力検査 ヤガミ NV-200 通常視力、回復時間 水平視野検査 ヤガミ RV-600 消失、現出、平均 運転行動診断 教習車による実車 信号のある交差点、一時停止標識のある交差点、進路変更、カーブ走行 運転問診票 質問紙 生年月日、運転頻度、取得免許、実車指導時の希望車種 写真1 水平視野測定器

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