高齢運転者の法令違反特性及び防止対策に関する考察
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23 高齢者・非高齢者の事故類型別の割合及びその比較結果を表 4-6に示す。 • 高齢者では、割合が最も高いのは出会い頭(27.1%)であり、次いで、追突(23.2%)である。 • 非高齢者と比較した高齢者の特徴について、人対車両、車両単独、出会い頭、右折の割合が高くなっていることや、追突の割合が低くなっていることが分かる。 表 4-6 事故類型別の割合の差の検定結果(加害者) 高齢者(N=1,404) 非高齢者(N=8,703) 事故類型 割合 信頼区間下限 信頼区間上限割合 信頼区間下限信頼区間上限 有意性人対車両 0.098 0.077 0.1180.0630.0560.069 有 車両単独 0.053 0.038 0.0690.0290.0250.034 有 正面衝突 0.048 0.034 0.0630.0320.0270.037 無 追突 0.232 0.203 0.2610.4260.4120.440 有 出会い頭 0.271 0.241 0.3020.2210.2100.233 有 右折 0.098 0.077 0.1180.0670.0610.074 有 その他 0.199 0.172 0.2270.1620.1510.172 無 高齢者・非高齢者の違反類型別の割合及びその比較結果を表 4-7に示す。 • 高齢者では、割合が最も高いのは安全不確認(62.0%)であり、次いで、不注意(20.9%)である。 • 非高齢者と比較した高齢者の特徴について、安全不確認の割合が高くなっていることや、不注意の割合が低くなっていることが分かる。 表 4-7 法令違反別の割合の差の検定結果(加害者) 高齢者(N=1,404) 非高齢者(N=8,703) 違反類型 割合 信頼区間下限 信頼区間上限割合 信頼区間下限信頼区間上限 有意性不注意 0.209 0.181 0.2370.2980.2860.311 有 安全不確認 0.620 0.586 0.6530.5620.5480.576 有 操作不適 0.065 0.048 0.0820.0560.0490.062 無 動静不注視 0.024 0.013 0.0340.0270.0230.032 無 信号無視 0.028 0.016 0.0390.0210.0170.025 無 一時不停止 0.021 0.011 0.0310.0130.0100.016 無 その他 0.034 0.022 0.0470.0220.0180.026 無

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