高齢運転者の法令違反特性及び防止対策に関する考察
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11 高齢者・非高齢者の事故類型別の割合及びその比較結果を表 3-6に示す。 • 高齢者では、割合が最も高いのは追突(31.0%)であり、次いで、出会い頭(28.1%)である。 • 非高齢者と比較した高齢者の特徴について、人対車両、車両単独、出会い頭の割合が高くなっていることや、追突の割合が低くなっていることが分かる。 表 3-6 事故類型別の割合の差の検定結果(関与者) 高齢者(N=2,014) 非高齢者(N=15,498) 事故類型 割合 信頼区間下限 信頼区間上限割合 信頼区間下限信頼区間上限 有意性人対車両 0.071 0.056 0.0860.0380.0340.042 有 車両単独 0.037 0.026 0.0480.0160.0140.019 有 正面衝突 0.050 0.038 0.0630.0380.0340.042 無 追突 0.310 0.283 0.3360.4800.4690.490 有 出会い頭 0.281 0.255 0.3060.2250.2160.234 有 右折 0.079 0.064 0.0950.0600.0550.065 無 その他 0.172 0.150 0.1930.1430.1350.150 無 高齢者・非高齢者の違反類型別の割合及びその比較結果を表 3-7に示す。 • 高齢者では、割合が最も高いのは安全不確認(53.1%)であり、次いで、違反無(17.0%)である。 • 非高齢者と比較した高齢者の特徴について、安全不確認の割合が高くなっていることや、違反無の割合が低くなっていることが分かる。 表 3-7 違反類型別の割合の差の検定結果(関与者) 高齢者(N=2,014) 非高齢者(N=15,498) 違反類型 割合 信頼区間下限 信頼区間上限割合 信頼区間下限信頼区間上限 有意性不注意 0.149 0.128 0.1690.1700.1620.178 無 安全不確認 0.531 0.502 0.5590.4310.4210.441 有 操作不適 0.045 0.033 0.0570.0320.0280.035 無 動静不注視 0.038 0.027 0.0490.0480.0440.053 無 信号無視 0.020 0.012 0.0280.0120.0100.015 無 一時不停止 0.015 0.008 0.0220.0070.0050.009 無 その他 0.032 0.022 0.0420.0210.0180.023 無 違反無 0.170 0.149 0.1920.2790.2700.289 有

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