豊田市における貨物車の走行実態に関する基礎的研究
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5試算条件図 3-2に示すような豊田北部(藤岡・広瀬・花本)を発着地として市街地を通過するトリップを想定し、国土交通省「費用便益マニュアル」を用いて、交通事故減少便益、走行経費削減便益、走行時間短縮便益を算出する。以下、便益の計算方法について、費用便益マニュアルを出典に整理する。図 3-2 本研究が対象にするトリップのイメージ交通事故減少便益交通事故減少便益は、道路の整備・改良が行われない場合の交通事故による社会的損失から、道路の整備・改良が行われる場合の交通事故による社会的損失を減じた差として算定される。また、道路の整備・改良が行われない場合の総事故損失および道路の整備・改良が行われる場合の総事故損失は、事故率を基準とした算定式(図 3-3)を用いてリンク別の交通事故の社会的損失を算出し、これを全対象リンクで集計する。交通事故の社会的損失は、運転者、同乗者、歩行者に関する人的損害額、交通事故による損壊をうける車両や構築物に関する物的損害額及び、事故渋滞による損失額から算定される。(出典:国土交通省,費用便益マニュアル,p.12)

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