県の特性を考慮した超高齢社会における交通安全対策に関する研究
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35(7)地域の交通マナーに対する認識 全体的に、交通マナー違反に「あてはまる」と回答する割合が多いのに対し、交通マナー遵守に「あてはまる」と回答する割合が小さい。既に様々な団体、様々なレベルで交通マナーを向上するための啓発活動が行われているが、今回の結果を踏まえると、より実効性のある対策が求められているといえるのではないだろうか。 特に、制限速度超過や狭い道でスピードを出すことを指摘する割合は、7~8割に達している。むしろルールを守る方が少数派である。速度超過は事故発生時に致命的な被害をもたらす可能性があることからも、対策の重要性は高いと言える。 とてもあてはまる29.722.827.33.613.711.88.65.48.06.6ややあてはまる52.150.142.818.943.034.540.318.828.123.9どちらともいえない15.122.321.849.335.734.741.140.144.845.7あまりあてはまらない2.64.47.524.46.417.29.124.815.018.9全くあてはまらない3.910.94.14.91.制限速度を超過する自動車が多い(n=1480)2.狭い道でもスピードを出す自動車が多い(n=1480)3.方向指示器を出さない、または出すのが遅い自動車が多い(n=1480)4.歩行者に配慮した運転をする自動車が多い(n=1480)5.注意散漫で自動車に注意しない歩行者が多い(n=1480)6.信号無視をする歩行者が多い(n=1480)7.交通安全や交通事故削減の啓発や報道を目にすることが多い(n=1480)8.鉄道またはバスを利用すると混雑していることが多い(n=1480)9.お年寄りや体の不自由な方が周りにいなければ、優先座席に座る人が多い(n=1480)10.お年寄りや体の不自由な方が乗り込んで来ても、優先座席に座っている人が多い(n=1480) 図 3-53 地域の交通マナーに対する認識

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