県の特性を考慮した超高齢社会における交通安全対策に関する研究
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33(6)交通ルールに対する認識および実践度 交通ルールに対する認識は、次にあげる6種類の交通ルールに対して、「ルールが存在するか」を質問し、存在すると答えた項目の数を用いて評価する指標である。 また、交通ルールの実践度は、6種類の交通ルールに対して、「実践しているか」を質問し、実践していると答えた項目の数を用いて評価する指標である。 各交通ルールに対する認識および実践度の回答は下の通りである。最も認識度が低い(ルールの存在が認知されていない)のは、「横断歩道のない交差点を歩行者が横断している時は、その通行を妨げてはいけない」の64%である。一方、最も実践度が低いのは「バス停付近で駐停車してはならない」および「横断歩道で歩行者がいる場合の徐行」である。 自動車が歩行者のそばを通るときは、歩行者との間に安全な間隔を空けるか、徐行しなければならない横断歩道のない交差点を歩行者が横断している時は、その通行を妨げてはいけない自動車が横断歩道に近づいた時は、横断する人がいないことが明らかな場合のほかは、その手前で停止できるように速度を落として進まなければならない横断歩道を歩行者が横断しているときや横断しようとしているときは、横断歩道の手前で一時停止をして歩行者に道をゆずらなければならない停留所で止まっているバスが方向指示器で発進の合図をしたときは、後方の車はその発進を妨げてはならない(急ブレーキや急ハンドルでさけなければならない場合を除く)バスの運行時間中は、バス停留所の標示版(柱)から10m以内の場所では駐車も停車(駐車にあたらない短時間の車の停止)もしてはならないあてはまるものはない72.764.372.181.870.970.97.079.471.057.971.673.257.89.10%20%40%60%80%100%1.ルールが存在すると思うもの(n=1480)2.自分が運転する際に実践しているもの(n=1480) 図 3-51 交通ルールに対する認識および実践度

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