県の特性を考慮した超高齢社会における交通安全対策に関する研究
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31(3)補償運転度 危険運転度と同じく、高齢ドライバーのための安全運転ワークブック(企業開発センター交通問題研究室 日本交通心理学会監修)で提案されている補償運転度を計測するための15の質問項目をもとに、回答者への負担や調査の効率性を考慮して選択した10個の質問を行い、各質問に該当(「6年以上前から感じることがあった」「この5年間くらいで感じるようになった」)する項目の数をもって評価する。 具体的には次の10個の質問を行い、該当する項目の数を用いて評価を行うこととした。 1. 余裕を持った運転計画を立てる 2. 体調を整えてから運転する 3. 夜間の運転を控える 4. 長距離の運転を控える 5. 雨の日の運転を控える 6. 制限速度を守って運転する 7. 後ろから車が来たら脇によけて先に行かせる 8. 狭い道で対向車が来たら停止して待つ 9. わき見をしないで運転する 10. イライラしたり、あせったりせずに運転する ※省略した5個の質問は次の通りである。「車の点検をする」「以前よりスピードを出さない運転をする」「危ない車や自転車には近づかないようにする」「ラジオ等を聞かずに運転する」「考え事をしないで運転する」 補償運転度の各質問項目の回答は以下のとおりである。 6年以上前から配慮をすることがあった33.224.415.514.612.329.720.932.235.830.7この5年間くらいで配慮するようになった36.429.934.732.625.938.727.033.431.133.9あまり配慮をすることはない30.345.749.852.861.831.652.234.533.035.41.余裕を持った運転計画を立てる(n=1480)2.体調を整えてから運転する(n=1480)3.夜間の運転を控える(n=1480)4.長距離の運転を控える(n=1480)5.雨の日の運転を控える(n=1480)6.制限速度を守って運転する(n=1480)7.後ろから車が来たら脇によけて先に行かせる(n=1480)8.狭い道で対向車が来たら停止して待つ(n=1480)9.わき見をしないで運転する(n=1480)10.イライラしたり、あせったりせずに運転する(n=1480) 図 3-48 補償運転度の回答結果

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