県の特性を考慮した超高齢社会における交通安全対策に関する研究
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30(2)危険運転度 高齢ドライバーのための安全運転ワークブック(企業開発センター交通問題研究室 日本交通心理学会監修)で提案されている危険運転度を計測するための15の質問項目をもとに、回答者への負担や調査の効率性を考慮して選択した10個の質問を行い、各質問に該当(「6年以上前から感じることがあった」「この5年間くらいで感じるようになった」)する項目の数をもって評価する。 具体的には次の10個の質問を行い、該当する項目の数を用いて評価を行うこととした。 1. 標識を見落とすことがある 2. バックが苦手と感じる 3. 反応が遅くなった 4. 視野が狭くなったと感じる 5. 対向車のランプが以前よりまぶしく感じる 6. 判断や操作を誤るようになった 7. 物忘れが多くなった 8. クルマの運転がおっくうである 9. 他の車のスピードについていけない 10. 長く運転できなくなった ※省略した5個の質問は次の通りである。「同乗するのが怖いと言われる」「体調が悪くて運転に差し支える」「操作がぎこちなくなった」「対向車の接近速度を間違える」「狭い道でクルマをこする」 危険運転度の各質問項目の回答は以下のとおりである。 6年以上前から感じることがあった6.313.42.22.45.12.84.72.63.9この5年間くらいで感じるようになった19.622.137.530.136.118.641.415.912.125.5あまり感じることはない74.164.560.367.658.879.955.979.485.370.61.標識を見落とすことがある(n=1480)2.バックが苦手と感じる(n=1480)3.反応が遅くなった(n=1480)4.視野が狭くなったと感じる(n=1480)5.対向車のランプが以前よりまぶしく感じる(n=1480)6.判断や操作を誤るようになった(n=1480)7.物忘れが多くなった(n=1480)8.クルマの運転がおっくうである(n=1480)9.他の車のスピードについていけない(n=1480)10.長く運転できなくなった(n=1480) 図 3-47 危険運転度の回答結果

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