県の特性を考慮した超高齢社会における交通安全対策に関する研究
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163-4.都道府県別の交通事故の傾向 以上では、交通事故の発生状況を概観するために、年齢階層別に事故類型、道路幅員、地形および歩車区分有無別の交通事故の発生状況を分析した。ここからは、本研究で着目する都道府県別の交通事故の発生状況をみていく。 ここでは、県別の状況を横並びで評価するため、事故件数を人口で除して基準化を行うことや、事故件数に占める割合を算出して比較する。 分析は、年齢階層別(全年齢、高齢者)に、下に示す内容について行う。 • 人口あたり発生状況 • 道路環境要因の有無別 • 事故類型別 • 道路幅員別 • 地形別 • 中央分離帯等施設別 また、全国の中でも交通事故死者数が2016年まで14年連続でワースト1である愛知県の特徴をみるため、グラフ中の愛知県の箇所を強調表示している。 個別のグラフの考察は省略するが、都道府県ごとに交通事故の発生傾向が大きく異なることがみてとれる。これらには様々な要因が関与していることが想定される。第4章において、交通事故の発生傾向とそれに関係している可能性がある県の特性の分析を行う。
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