県の特性を考慮した超高齢社会における交通安全対策に関する研究
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123-3-2.全国の交通事故の傾向 全国の交通事故の発生傾向を、年齢階層を考慮して概観する。ここでは、事故類型別の発生状況、道路幅員別の発生状況、地形別歩車道区分有無別の発生状況をみる。 (1)事故類型別の交通事故発生状況 全事故の事故類型別構成比をみると、全年齢では衝突事故が36%で最も多く、次いで出会い頭事故の25%が多い。高齢者では出会い頭が31%で最も多く、次いで追突事故の22%が多い。前期高齢者と後期高齢者も同様の傾向にある。 高齢者と全年齢の違いは、出会い頭事故と追突事故の大小関係が逆転することである。また、後期高齢者では車両単独事故も比較的多い。 警視庁が発表している高齢者の交通事故の人的要因別の構成(2015年中の東京都内のデータ)24)をみると、最も多いのが発生の遅れ(66.9%)であり半数以上を占めている。こうしたことも、出会い頭事故が多くなることに影響している事が考えられる。 対背面1%2%2%2%横断中6%6%7%6%対人その他2%3%3%3%正面衝突2%2%2%3%追突36%22%23%21%出会い頭25%31%30%32%右左折13%15%15%14%相互その他11%13%13%12%車両単独4%5%4%7%踏切0%0%0%0%0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%100%全年齢全高齢者前期高齢者後期高齢者 図 3-2 事故類型別の交通事故発生状況(2011~2015、以下同) 24) 警視庁:防ごう!高齢者の交通事故!HP、 http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/koreisha/koreijiko.html#cmskoureijiko

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